見どころ1
世界に約40点しか現存しないミケランジェロの大理石彫刻のうち、
傑作2点に日本で会える!!

 ミケランジェロの彫刻作品が所蔵元を離れるというのは、ただそれだけで大事件です。それほど貴重な作品が、2点同時にやって来ます。真のミケランジェロ芸術に出会うことのできる、日本で初めての展覧会です。


初来日
ミケランジェロ 初期の傑作
《若き洗礼者ヨハネ》
― 20歳。早くも古代の理想美に到達。

幼さを残しながらも、大人への成熟を予感させる肉体の生命力―

サン・ピエトロ大聖堂の「ピエタ」で世にその名を知らしめる数年前、20歳を過ぎたばかりのミケランジェロが早熟な天才ぶりを発揮した作品。


 20世紀前半、不運にもスペイン内戦によって大きな被害をうけましたが、長年にわたる修復でよみがえりました。修復後、スペインとイタリアで2回しか公開されていない傑作が、早くも日本へやってきます。

内戦後、残されたわずか14の石片(本来の姿の約40%)から復元が行われました。

Su concessione del Ministero per i Beni e le Attività Culturali e del Turismo - Opificio delle Pietre Dure di Firenze, Archivio dei Restauri e Fotografico

《若き洗礼者ヨハネ》 ミケランジェロ・ブオナローティ

1495-96年 ウベダ、エル・サルバドル聖堂、ハエン(スペイン)、メディナセリ公爵家財団法人蔵 高さ130cm 大理石 撮影:木奥恵三


初来日
ミケランジェロ 壮年期の傑作
《ダヴィデ=アポロ》
― あの「ダヴィデ像」を超えた?

力強さと気品、躍動感と安らぎ、清らかさと色香―

ミケランジェロが50代半ばを過ぎてようやくたどりついた美の境地を堪能できる作品。


 聖書の英雄ダヴィデか、ギリシャの神アポロか。未完ゆえに作品の主題でさえ謎に包まれ、同時に、表面を滑らかに仕上げずに残されたノミ跡がミケランジェロの生々しい制作過程を伝えます。20代の傑作「ダヴィデ像」の制作から約25年を経て、古代彫刻の美を昇華させたミケランジェロがたどりついた、官能の美。真のミケランジェロ芸術を伝える傑作が、初めて日本へやってきます。

背負うのは、ダヴィデの投石器か、アポロの矢筒か。飛び道具の正体は、ミケランジェロによって大理石の内に謎として残された―。

《ダヴィデ=アポロ》 ミケランジェロ・ブオナローティ

1530年頃 フィレンツェ、バルジェッロ国立美術館蔵 高さ147cm 大理石 撮影:木奥恵三

ミケランジェロが制作後、一時同じ人物により所蔵されていたふたつの傑作が、
約500年の時を経て日本で再会を果たします!

見どころ2
古代ギリシャ・ローマ時代とルネサンスの作品約70点の
比較により、
究極の"理想の身体"を
堪能できる。

 ミケランジェロだけではありません。古代ギリシャの彫刻や壺絵、古代ローマ時代のポンペイの壁画、15世紀と16世紀のさまざまな作家による彫刻、油彩、素描、版画、工芸など、身体を題材とする多種多様な作品を紹介します。

子供と青年の美

古代

《プットーとガチョウ》

1世紀半ば ヴァチカン美術館蔵 61×63×44cm 大理石 撮影:木奥恵三

ルネサンス

《遊ぶ幼児たち》 スケッジャ

1450-70年 個人蔵、モレッティ・ファインアート・リミテッド寄託 直径63.5cm テンペラ/板 PRIVATE COLLECTION, COURTESY OF MORETTI FINE ART LTD

顔の完成

古代

《男性頭部》

2世紀 フィレンツェ国立考古学博物館蔵 高さ58cm 大理石 Su concessione del Ministero dei Beni e delle Attività Culturali e del Turismo-Polo Museale della Toscana-Firenze

ルネサンス

《バッカスの頭部》 バッチョ・バンディネッリ

1515年頃 フィレンツェ、ジョヴァンニ・プラテージ・コレクション 43(台座を含む)×22×27.5cm 大理石 Firenze, Collezione Giovanni Pratesi

アスリートと戦士

古代

《アメルングの運動選手》

紀元前1世紀 フィレンツェ国立考古学博物館蔵 高さ131cm 大理石 撮影:木奥恵三

ルネサンス

《紋章を支える従者》 アンドレア・デル・ヴェロッキオの追随者

1476-89年 ラ・スペツィア、アメデオ・リア市立博物館蔵 46×25×15cm ブロンズ La Spezia, Museo Civico Amedeo Lia

神々と英雄

古代

《ヘラクレス》

紀元前4世紀後半 フィレンツェ国立考古学博物館蔵 高さ48cm 大理石 Su concessione del Ministero dei Beni e delle Attività Culturali e del Turismo-Polo Museale della Toscana-Firenze

ルネサンス

《聖セバスティアヌス》 マリオット・アルベルティネッリ

1509-10年 個人蔵 130.5×45.6cm 油彩/板

《ラオコーン》
大迫力! 高さ約2m! 会場で撮影できます。

ルネサンス

《ラオコーン》 ヴィンチェンツォ・デ・ロッシ

1584年頃 ローマ、個人蔵、ガッレリア・デル・ラオコーンテ寄託 191×145×68cm 大理石 撮影:木奥恵三

 1506年に古代彫刻の傑作ラオコーン像が発見された時、ミケランジェロは現場に呼び寄せられ、その像を実際に目にしました。ルネサンス期に制作されたほぼ原寸大の大理石による模刻からは、オリジナル作品がルネサンスの芸術家に与えた衝撃の大きさが伝わってきます。


【注意事項】

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